息抜きコラム~財務諸表のすみっコぐらし~

 皆さんは、すみっコぐらしをご存じですか?私は結構好きです。
 今日は、会計の勉強を通じて、財務諸表の貸借対照表で見つけたすみっこ君たちを紹介します。

繰延資産くんの居場所

 一人目のすみっこ君は、繰延資産です。
 繰延資産は、本来は資産ではありません。すでに支出がされているため、本来は費用として損益計算書に載るべきものなんです。支出が終わっていても、まだ品物を受け取っていなかったり、サービスを受けていない場合は、受け取る権利として、堂々と資産の部に載るわけですが、繰延資産になる項目は、もう提供も受けて終わっている話なんです。
 しかし、その効果が長期に渡って及ぶ場合(例えば創立費や開業費など)には、将来の収益に対応した期間の費用とするために、今期の損益計算書に載せて処理を終わらせてしまわず、一旦、資産の部に載せておいて、資産として将来の期間に繰り越しておいて、数年間に配分して費用処理することで、収益と対応させて、それぞれの期間の利益をより正確に計算しようということなのです。
 こうして、貸借対照表の左側の下の方で、資産の部に居させてもらって、繰延資産くんは、今日もひっそりと暮らしているのです。

純資産の片隅で

 他のすみっこ君を紹介しましょう。彼らは純資産の部で見つけることができます。
 その他有価証券評価差額金、繰延ヘッジ損益。
 彼らは、収益費用対応のために、貸借対照表に繰り延べられている項目です。資産・負債の定義テストが行われた際に、資産でも負債でもないと言われてしまい、純資産というゴミ箱に追いやられてしまいました。
 新株予約権。
 彼はもともと負債の部に計上されていましたが、負債の定義を満たさないという理由で、純資産の部に行くことになりました。
 純資産の部に追いやられてしまったすみっこ君たち。今日も純資産のすみっこで仲良く暮らしているかもしれません。

今回の一曲

すみっコぐらしのうた / 日本すみっコぐらし協会コーラス部

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