私は、一番良い自分探しの方法は、
一番好きなことを見つけて、それを通じて自分のことを知ることだと思っています。
自分の見つけ方 ※ネタバレ注意
本当に好きなことを1つ見つけ、没頭し続けること。これが、私が思う一番良い自分の見つけ方だ。
没頭するうちに、集積体となって自分のラインが見えてくるイメージ。
ロズワールの言葉にあるように、
本当の本当に、君にとって大事なたった一つのもの、それ以外の一切を手放し、ただただ大事な一つを守り抜くことだけを考えるんだ。
アニメ『Re:ゼロから始める異世界生活』(著者:長月達平)(36話)
本当に好きなことがもたらすチカラ
本当に好きなことは、生きる意味をもたらしてくれ、自分にとっては、能力よりもずっと強力なチカラ・モチベーションになってくれる。
絞り込みの危険性
ロズワールのように一つだけに執着し、囚われすぎるのはちょっとあまりにも危険な場合がある。世界観を狭めることになるからだ。そこで、私は、2つか3つぐらいにすることと、ジャンル以上には狭めないこと(この作品だけ、というように決めず、アニメといったジャンルまでは広げる)が大事だと思っている。ジャンルごと好きになれないのなら、出来るだけたくさんの作品群が入るようにする。
なぜ絞り込みすぎると危険なのか
1つには、犯罪などの極まった行動に出すぎる可能性が出てくるという点だ。村上春樹の本でも、確かそんな話が出てきたと思う。もう1つには、それがなくなった時に、最悪の場合死ななければならなくなってしまうからだ。だから、ある作品にばかり執着せず、広く息ができる場所を確保しておくことが大事なのだ。
他を排除し、時間を作る
本当に好きなことを見つけたら、出来ればまとまった年数、ほとんど常に没頭することが必要になる。なかなか難しいことかもしれないが、自分を本当に集中させるために必要なことだと私は思う。私は周りに迷惑をかけることになってしまったけれど、あのまま立ち直れないよりは余程良かったと納得しているつもりだ。
相当に病んでいる人たちのはずだから、治すためと思って時間を是非作ってほしいと思う。
どこまでが環境でどこまでが自分か
メンタルヘルスの世界でも、環境と自分は区別するようだが、その実、環境と自分というのはかなりあいまいで、どこで線を引くかによって、全然別人としてとらえてしまうことになりかねない。
私は、個人的には個性持ちが一番自分を、自分の範疇を狭く持って、謙虚に生きていると思うから、自分と目的以外の、他はすべて環境ということになる。
さらに言えば、自分の中にも環境はあるものと私は考える。自分の中の環境を整えることによって、個性という星を見つけられるし、よく第三者の目を内側に持つといった話があるけれど、自分の個性を、主観的でありながらも、客観的に見つめることが可能になると思う。人の目を介することなく、自分の目のみで。個性持ちたちも、これを十分理解して駆使しているように見受けられる。だから、彼らは自分のことも冷静に把握している。自分自身を自由にさせる環境を、自分で作ろう。
自分を知るのに、他人や社会と関わる必要はある?
私は、人間関係から見たその人は、その側面においてのその人でしかなく、自分の認識をそれに合わせることはないと思う。だから、仕事や人間関係から、あるいは旅の中で、自分を見つける必要はないと思う。自分の個性は自分にとって一番良い側面からとらえるべきだ。だから、自分が一番好きなことを通じて、自分のことを知るのが一番いいと思う。
自分を知るのにリアルである必要はある?
私は、フィクションを介してでも、というかフィクションを介した方が膨大な情報量に触れられるから、自分のことがよくわかると思う。だから、リアルにこだわる必要はないと思う。
いつだって答えは自分の中にある
あなたは生物だ。だから、生物として生きていくのに本来必要なものは、そろっているはずなのだ。まあ大分疑わしい時代ではあるが、大事なことは、それでもあなたは生物であるということだ。生物として生きていくのに必要な感覚は、マインドは、そろっているはずなのだ。だから、他から自分を探さなくても良い。答えはいつだって自分の中にある。
自分を何色に染めたい?
世界観というのは、自分がどういう世界を見るのかということで、別の言い方をすれば、何色の世界を見たいか、自分を何色に染めたいかということだ。私はこういう視点がいつも大事だと思うのだ。何色に染まるかではなく、何色に染めたいか、だ。私は当然、自分色が良い、と思った。
自分を知るためには、自分の範疇を、他との境界線を知る必要があります。
ここからは、自分とそれ以外の線引きの話をしたいと思います。
自分の範疇とは?
自分と、自分の目的の範疇のことを私は自分の範疇だと思っている。この境界線が、実は非常に重要な部分である。自分事として考える部分と、他ごととして考える部分の境界線になるからだ。
野生の領域・縄張り
野生の世界にも範疇はある。自分という範疇のほかに、自分の目的の範疇が。同種の生き物間で成立する暗黙の了解、縄張りが。野生の世界では、大抵は一人で生きること叶わず少数でも群れとなって生活することが多いから、自分の範疇というよりも、自分の仲間の範疇ということにはなろうが、この単位はあくまで野生の場合の話である。
余計なものを排除する
アカギの言葉に
信じると捨てるは同じこと。
アニメ『闘牌伝説アカギ~闇に舞い降りた天才~』(著者:福本伸行)
というものがある。
自分の個性が見つかることを信じ、自分の個性が明日の自分を導くことを信じるのなら、他の一切を排除すべきだ。個性持ちたちは見事にそれをやってのける。鮮やかに排除していく。躊躇なく捨てることができる人が、自分を本当に信じられる人なのだ。
自分を縛る力、制約
個性持ちはよく、自分に制約を課す。これは人との間に成立する約束とは違う。自分を縛るためのルールだ。なんでそんなことをするか?そんなことに何のメリットがあるのか?
答えは、力なり、結果を得るためだ。得るために捨てることができる人が、個性持ちなのだ。
個性持ちは嘘をつくし、約束も破る。だけど、制約は守る。というか守らざるを得ない制約を自分に課すことができる人たちだ。メリットがあれば何でも破るのは野蛮な人のすることだ。ルールを破る悪者でも、守るのが制約なのだ。本当に自分を見つけたければ、絶対に見つかると信じて、一生懸命一番好きになれそうなことを探そう。
今回の一曲
Chase the Light! / Fear, and Loathing in Las Vegas
アニメ『カイジ』2期『逆境無頼カイジ 破戒録篇』オープニング
アルバム『NEXTREME』1曲目
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