1-11 陰謀論についての考察

陰謀論をご存じですか?

今回は陰謀論について考察してみようと思います。

陰謀論とは

そもそも存在自体がどの程度本当かは知らないが、陰謀論というのは、人類を苦しめて殺すという目的のために動いている人類社会の裏の話だ。この世界にはそうでもないと説明できないこと理不尽なことが多すぎるように、ときどき私には感じられるのだが。

少なくとも、首謀者たちは、一般市民の基本的な自由と幸福をほとんど非人間的に無視していると言われている。より壮大な陰謀論では、首謀者は、我々が苦しむすべての悪事を引き起こし、日常からは想像もつかない忌むべき残虐な行為を行い、最終的には我々が大切にしているすべてのものを堕落させ、破壊しようと目論んでいる悪の化身であるとされている。

ロバート・ブラザートン Wikipedia

個性持ちは、陰謀論の首謀者たちとは違う

個性持ちたちは、この世に絶望している。が、人を巻き込むようなやり方はしない。人を苦しめることに命を費やす暇があったら、自分の人生に一生懸命になる人たちだ。

だから私は、彼らも、目的の範疇では人を180度変えてしまうほど影響を与えることもあるが、迷惑をかける人たちではないと思っている。世界を変えてしまうこともあるけれど、自分の目的のための最小限以外に興味を持ったり、影響を与えたりすることはないからだ。

→個性持ちって何?という方はようこそ個性持ちの世界への記事をチェック。

自分の行動は自分だけのもの

陰謀論の首謀者の盲点は、実は究極的には、自分以外に影響を与えることなど不可能だということだ。いくら人を陥れようとしても、陥れることにはならないということだ。他人の行動の範囲などそんなものだ。大義のために自分の手を汚しているつもりかもしれないが、実は誰にも本当の意味で影響を与えることなど不可能だ。

そして、自分の行動は、実は自分だけのものにしかならない。つまり、人を陥れる行為で陥れられるのは、実は自分だけなのだ。他人を陥れているつもりで陥れているのは、自分、只一人なのだ。

個性持ちは、そう簡単に他人に影響が与えられるとは思っていない。そして、他人に影響を与えたいときには、自分の命ぐらいはかけている。

本当に人のことを変えられるとしたら、影響を与えられるとしたら、それも個性持ちだけだ。自分の世界をひっくり返せる人だけが、人の世界もひっくり返すことができるのだ。もちろん本人の目的と合致する場合に限る。

私は、自分の行動は自分だけのものだと思っている。神が見ているか知らないが、誰が見ていなくても自分だけはいつも見ている、と。個性持ちたちは、自分が誇りに思えることしか行動には出さない。自分を貶めるような行動はとらない。だが、人類は時々そういう行動に出る場合がある。私は、自分の誇りに思えること以外行動には出さないように気を付けている。自分にとって最高のことだけ行動に出そう。

人類社会に足りない視点

私は、こういう感覚が、実は人類社会にとって、すごく重要な視点だと思っているのだが、いかがだろうか。みんなが自分のことに集中すれば、世界から迷惑は消えるのだ。

人々が儲けようと考えるのをやめ、素晴らしいと思うものでも世に広めようとするのをやめ、ちゃんと自己責任の範疇だけで自分勝手をする。そういう世界。

陰謀論の首謀者あるいは普通の人類と個性持ちとの比較表

陰謀論の首謀者(普通の人類)個性持ち
目的集団の目的個人の単独の目的(自分のため)
影響が及ぶ範囲最大限最小限
自分を陥れる行為自分を陥れるような行為もする場合がある自分に誇れることしかしない
人への影響人に影響を与えられると思っている簡単に人に影響を与えることなど不可能だと思っている
人に影響を与えようとするとき自分の命はかけない自分の命をかける

今回の一曲

リローデッド / EGOIST

アニメ映画『虐殺器官』主題歌

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