1-10 犯罪者についての考察

犯罪者はどうして犯罪に走るのか。

自分なりに考察してみました。

個性持ち以外の犯罪者

個性持ちを除いて、基本的に、この世界の犯罪者も、この世界の住人であることに変わりはない。彼らもこの世界にいながら、悩み、困り果て、病んでいるのだ。お金に困ったり、人間関係に困ったりしている一人にすぎないのだ。社会に困らせられている一人なのだ。

そして、彼らは助けを求めているにもかかわらず、困ったことに、彼らを助けられる普通の人などいないのだ。基本的には、誰にも助けることができない部類の人であるということだ。

洗脳による歪み

人間社会の常識に染め上げることによる歪みが、私は犯罪者を作るのだと思う。この世の価値観から落っこちそうになって、それでも片腕でしがみついているときが、一番強く握りしめているときだ。だから、犯罪者は妙に人間臭いところがある。

殺人者は追い詰められているだけ

警察とチェイスをする、という意味ではない。最終的にそうなるかもしれないが、そうなる前に、彼らはそういう事態を呼び込まなければならないほどに追い詰められているのだ。

つまり、捕まるかどうかではなく、精神的に瀬戸際にいるのだ。それを踏み越えれば死しかない(実は個性持ちの世界があるわけだが)。

犯罪者を追い詰めることに意味はあるのか

私は、彼らは十分追い詰められて犯罪行為に至っているわけだし、それ以上追い詰めても仕方がないと思う。この世界が間違っていて、病んでしまっているのに、彼らを正そうとしても仕方がないように、私には思えるのだ。

個性持ちと犯罪者、一般人との比較表

一般人犯罪者個性持ち
人を殺すとき殺してはいけない困らされているとき(SOSを意味する)自分の真の目的に対して邪魔が入った時
人を殺すことの意味関係がない・わからないと思っている(実は紙一重)人を殺せば、自分の状況が何か変化するなり、世界が変わることを期待している人を殺しても、何も自分の理(利)にもならなければ、何が変わることもないこと(無意味であること)を知っている
善と悪いわゆる法や倫理普通の人ほど人類という悪に染まり切れない純真さを持っていて、苦しんでいる自分基準のみで行動(善も悪も行う)
面白いこと探せばある・与えられるものと思っている見つからない・つまらないと思っている場合もある自分で作らなければならない世界だと思っている

→個性持ちって何?という方はようこそ個性持ちの世界への記事をチェック。

人を困らせる人

犯罪者に限らず、世の中のいたるところに、人を困らせる人というのはいる。

私が思うに、彼らも、基本的に困っている人だ。人間関係に困っているかもしれないし、社会に困っているのかもしれない。そしてそのことに、自身も気が付いていないかもしれない。

それがわかったところで、その人の問題を解決できなければ解決にはならないのだから、無駄な議論と思われても仕方がないが、せめて、「ああ、この人は何かにとても困っているから、人を困らせてしまうんだな」とわかるだけでも、見え方は違ってくるかもしれない、と思う。あなたにもSOSに見えてきたら、コメントで教えてくださいね、なんて。

正常な人であっても、私には、人と関わる行動は全てSOSに見える。みんな困っていて、助けを求めているのだ。

今回の一曲

アウフヘーベン / Mrs. GREEN APPLE

アルバム『ENSEMBLE』4曲目

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