私が「個性持ち」と呼ぶキャラクターたちが、アニメに存在します。
彼らについて解説していきます。
個性持ちとは?
個性持ちの定義
「個性が完成していて、ブレない人」という意味で、個人的に個性持ちという言葉を使っています。
こんな人たち
- 冷静で、残酷で、誇り高い
- 命尽きるその時まで永遠に生きる覚悟ができている
- 自分の価値観(テーマ)をほぼ一つに絞り込んでいる
- 目的のために生きている
- 常に自分の行動に命をかけている
- 人に助けを求めない
- 自分の力量の範疇をわきまえて、その中で行動する(無意味な理想・価値観も抱かない)
- 行動派で、行動の邪魔になりそうなことは排除している(現実主義者)
- 一人だけ別の世界観で存在している(アニメならアニメの世界観の中にいるのにもかかわらず、独自の世界観で存在している)
- 自分の目的に対して純粋である
南郷に
俺には、あんな目はできないから。
闘牌伝説アカギ~闇に舞い降りた天才~(著者:福本伸行)
と言わせるほど、純真で、純粋な気持ちで麻雀の勝負の場に立つアカギ。そういった「度を超えた純粋さ」が個性持ちにはある。
口癖(よく使う言葉)
「本物」「価値」「意味」「深み、高み、最高峰」「覚悟」「責任」「利用」「完成」
個性持ちになるとこう見える
・他の人が怠けているように見える
・他の人が人生に対してふざけているように見える
・他の人がみな未熟な子どもに見える
・人と関わる人が全てSOSに見えてくる
・人に関わられるのが何でも邪魔で迷惑に感じる
個性教のススメ
ススメと言いながら、全く勧めてはいません。自分の個性を絶対神のように信じ込むことになるからです。それを一番にできない人は、個性持ちになることはおそらくできないから、お勧めしません。自分の人生を、生まれに、宗教に、国に、地域に、教育に、誰かに左右されるのが、もういい加減嫌だ、抜け出したい、という人こそ、個性持ちになるメリットがあります。本当に絶望していて、苦しんでいる人にこそ、こんな道があるんだ、と気が付くきっかけになってくれたらと思っています。さらには、個性ランクがアップしていくと、居場所や大切な人との関係を失う可能性があります。相当の覚悟が必要です。だから、無理だと思う人は、引き返して。
この先を読む人は、自己責任でお願いします。
毒を以て毒を制す
自然療法といわれるものの中には、過激な方法もある。個性持ちになるのも、これに近いものがあるかもしれない。精神的な意味においては、死ぬか生きるかの瀬戸際にいるのだから、少々荒療治になるのも仕方がない気がする。あなたが治るときは、完全に治っていることだろう。だから、必死に好きなことを探そう。
個性持ちになるメリット
・主観的な意味で、メンタル的に病んでいたものが完治する(客観的にはわからないかも)
・精神的に人に助けを求める必要性が皆無になる
・最強のメンタルになる
・洗脳が解かれる
・精神的な壁・タガが外れ、行動のための最も優れたカード、意志の力を手にできる
・自分が自分であることの喜び・生物としての誇りを手に入れられる
・生きる目的のようなものが(説明はできなくても)自分の中で形を持つ
・人生の精度が上がる
・自分にとって着眼すべき世界がいつでも鮮明にわかるようになる
・生まれとも育ちとも違う自分の根っこを見つけられる
・精神的な意味において安定的に粛々と淡々と自分の人生を送れるようになる
・自分に自信が持てるようになる
・嘘偽りを必要としなくなる
個性持ちになるデメリット
・メンタルの病人として扱われるかもしれない(病んでいるのは自分以外の全ての人なのに!)
・現代人は皆病んでいるのに、一人だけ病んでいない状態になる(逆に異常!)
・社会生活を営むことが困難になる
・友人がいなくなる(自分の価値観に没頭することになる)
・今まで大事だと思っていたことが、どうでも良くなる(それまでと別人になる)
個性持ちと常識人・主人公との比較表
常識人(社会人) | 麦わらのルフィ(主人公) | 個性持ち | |
他人への期待・信頼 | 50% | 120% | 0% |
ロマンはあるが、だれでも期待や信頼に応えられるだけの結果が出せるとは限らない。場合によっては残酷ですらある。 | 現実主義者である個性持ちは、結果と期待を別物として分ける。ある意味優しい。 | ||
自分への信用 | 50% | 120% | 0% |
自分を信じるのではなく、自分の行動とその結果の結びつきを信じる。 | |||
利用する範囲 | 利用されるか、他人を利用 | 状況までは利用する | 他人・自分の能力などの条件・自分の命 |
利用されると怒るくせに利用するし、助けも求める。助けないと憤りさえする。 | 他人を利用はしない。が、助けは求める。 | 適切な時に適切なだけちゃんと利用する。自分の命も自分が価値があると思うことのために完全に利用する。助けは求めない。 | |
時流と運 | 50% | 100% | 0% |
ここが主人公と個性持ちを分かつ最大のポイント。時流と運に乗り、成功をつかみ取るのが主人公。個性持ちと比較すると、甘い。 | 個性持ちは環境・状況すら自分で整える。しかしながらやはり運に頼らず運を持たず、思い通りの結末にはならないことが多い。それでいて死ねない。 | ||
環境・世界との齟齬 | 未だ自覚せず? | 0% | 100% |
考えたこともないか、蓋をしているか。 | 自分の目的と、世界との齟齬が皆無。世界に受け入れられ、自分の目的や世界に疑問を持つことがない。 | 元々絶望から始まることが多い。つまり世界との齟齬が最大限であるにもかかわらず存在してしまっているがゆえに苦しみ、その果てに自分の生きる目的を自ら見出す。 | |
行動範囲と責任と迷惑 | 基準がない・他人に対する責任を取ろうとする | 五分五分 | 自分の命で責任をとれる範囲(自分のこと)+自分の目的の範囲 |
責任というのは本来対自分についてだけしか通用しない概念。責任の範疇がわかっていないから平気で迷惑をかける。 | 他人に対してすることと同等の責任を自分でも負うという考え(50:50)。 | 自分に対してしか責任はとれないことを理解している。他人は0%。上記のように期待もしないし迷惑もかけない。ただし自分の目的の範疇だけは別。 |
今回の一曲
夜は眠れるかい? / flumpool
『亜人』1期オープニング
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